学会発表

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こんにちわ。

福山センター福尾実人と申します。

 

 101415日に京都市で開催されたフレイル・サルコペニア学会に参加しました!
「フレイル」という言葉は聞きなれない方が多いと思いますが,
少し以前には「虚弱または衰弱」と言われていました。

「虚弱」とは現在の要介護の原因では,第2位または3位となります。
「虚弱」という言葉は,高齢者が老い衰える状態と定義されています。

しかしながら,2014年の老年医学会では,この「虚弱」という言葉を「フレイル」と名称変更をしています。
「フレイル」とは,高齢期になり身体面・社会面・認知面と低下し要介護への原因となりますが
適切な時期に介入をすれば改善すると定義されています。 

 私の発表では,日常生活が自立している軽度要介護者のフレイル要因と筋肉量との関連を調査した結果を発表しました。
結果は,軽度要介護者のフレイル要因は筋肉量の低下と関連していることが分かりました。
特にフレイル要因の中でも口腔機能と筋肉量の低下が認められました!


学会中の発表および講演のなかでも栄養補給と運動との関係が多く報告されていました。
そのなかでも「孤食」という言葉が気になりました。
高齢者の「孤食」と特に社会的なフレイルと関係しています。
なるべく,家族と食事を摂ることが予防に繋がると言われていました。

私の仕事は,訪問となり家族や地域の方と関わりが持ちやすい職場です。
身体面だけでなく社会的な面も考慮して関わっていきます(^^)