生活に直結するサービス

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こんにちは。
福山の創心会の作業療法士井上直樹です。


今、難聴の方のリハビリをさせて頂いています。

その方とのコミュニケーションは筆談で行っていました。

難聴になってからは、なかなか他者との交流もスムーズにいかず、
ありがたいことに私とコミュニケーションをとることも楽しにして下さっていたとのことです。


しかし、リハビリのために横になっていただいているご利用者様に、
ストレッチや筋力訓練をしながら筆談でコミュニケーションをとるために毎回手を止め、
紙に書くということをしていると、非常に効率が悪です。

また、筆談しながら、ストレッチなどしていると
相手との会話にスピーディに返すことができず、話が食い違ったり
私が、書いている間に違う話題になったりとコミュニケーションに相互性がありませんでした。


でも、コミュニケーションを大切にするあまり筆談ばかりしていると
時間があっ、というまに過ぎてしまい、、、、何をしに訪問にうかがっているのか。
リハビリ専門職としてどのようにすれば
限られた時間で最高のサービスが提供できるか、、、
悩んでいました。




そんなとき救世主が!!


そう、ipadです!!

最近のアプリはいいですねー。
「こえとら」といいます。
コミュニケーションが難しい人のためにいろいろ考えられており、
音声入力したものを大きな文字で画面に出してくれます。

おかげで、手を動かしながらスムースにコミュニケーションを図ることができました。
ご利用者様に感想を聞くと
「スムーズにコミュニケーションをとれるようになって
リハビリがより楽しくなった。」

と言っていただけました。
ご家族にも使用方法などをお伝えし、今では家族間のコミュニケーションにも一役買っています。


ITの技術が発展していく中で、
ご利用者様は役に立つ情報やサービスがあっても活用しきれていない現状があり、
私たちは関わりの中でその方にとって必要なものを取捨選択していくことで、
もっと生活を豊かにしていくことができる役割を担うこともできます。

在宅でリハビリをすることは機能を回復することも目標にもしますが、
私は、このように生活に直結することを肌で感じながら

今日も楽しんで訪問に行ってきます♪