生活に直結するサービス

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こんにちは。
福山の創心会の作業療法士井上直樹です。


今、難聴の方のリハビリをさせて頂いています。

その方とのコミュニケーションは筆談で行っていました。

難聴になってからは、なかなか他者との交流もスムーズにいかず、
ありがたいことに私とコミュニケーションをとることも楽しにして下さっていたとのことです。


しかし、リハビリのために横になっていただいているご利用者様に、
ストレッチや筋力訓練をしながら筆談でコミュニケーションをとるために毎回手を止め、
紙に書くということをしていると、非常に効率が悪です。

また、筆談しながら、ストレッチなどしていると
相手との会話にスピーディに返すことができず、話が食い違ったり
私が、書いている間に違う話題になったりとコミュニケーションに相互性がありませんでした。


でも、コミュニケーションを大切にするあまり筆談ばかりしていると
時間があっ、というまに過ぎてしまい、、、、何をしに訪問にうかがっているのか。
リハビリ専門職としてどのようにすれば
限られた時間で最高のサービスが提供できるか、、、
悩んでいました。




そんなとき救世主が!!


そう、ipadです!!

最近のアプリはいいですねー。
「こえとら」といいます。
コミュニケーションが難しい人のためにいろいろ考えられており、
音声入力したものを大きな文字で画面に出してくれます。

おかげで、手を動かしながらスムースにコミュニケーションを図ることができました。
ご利用者様に感想を聞くと
「スムーズにコミュニケーションをとれるようになって
リハビリがより楽しくなった。」

と言っていただけました。
ご家族にも使用方法などをお伝えし、今では家族間のコミュニケーションにも一役買っています。


ITの技術が発展していく中で、
ご利用者様は役に立つ情報やサービスがあっても活用しきれていない現状があり、
私たちは関わりの中でその方にとって必要なものを取捨選択していくことで、
もっと生活を豊かにしていくことができる役割を担うこともできます。

在宅でリハビリをすることは機能を回復することも目標にもしますが、
私は、このように生活に直結することを肌で感じながら

今日も楽しんで訪問に行ってきます♪

綺麗なブラウス。カレーになる野菜。

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 そでやえり、すその端にいたるまでシワ一つなく綺麗に仕上げられたブラウス

夜遅くまで塾で頑張っている娘様の為にこれから美味しいカレーになる野菜

岡山エリアを担当している作業療法士の四角です。

写真は40歳代女性、片マヒになられたA様の日常の一コマです。

退院された直後は娘様が心配し家事の大半を担っておりました。
家に戻られて、家事練習歩行練習を繰り返し自信が少しずつついてきた頃
A様ほんとはお母さんとして美味しいご飯や家事をして娘を少しでも楽にしてあげたい
とポツリ。

練習当初は娘様から、「やけど火事がこわいから私がやっている」とできるけれど、
させてもらえない事もしばしば。。


次第に、繰り返し練習に励む母親の姿を見て徐々に不安はへり、今では娘様と家事を分担し、
部活やテスト期間で忙しい日は母親に安心して任せてくれることになったとの事。



障がいがあるから、病気があるからといって日常的にしていること、
してもらっていることの幅は、案外せまい

それらは人的物的環境を整え、深い理解のもと、繰り返し練習をすることで出来ることの幅は
グーッと広がる事があります。


そのきっかけのお手伝いを私たちは行っています。

相手の思い

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笠岡で訪問に回らせて頂いております。作業療法士鈴木です!

私は訪問だけではなく、就労支援事業所リンクスライヴにも行かせて頂いております。

 

今回、リンクスライヴで実施している面談の話をしたいと思います。

私自身も話をするのは好きなのですが、相手の悩みなど聴くのは本当に難しいことです

自分の思いを相手に伝えることが出来るとスッキリしますよね?

おそらく相手も同様で思いを私に伝えたいと思います。

 

しかしながら様々な方がいらっしゃいます。

思いをはっきり伝えてくる方、なかなか言葉にできない方、遠まわしに話す方・・・

 

本当に相手を理解するのは大変です。

大変だからこそやりがいがあると感じるのです!

話し上手から聴き上手になれるよう利用者様とともに成長していきたいです。

サポート!

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こんにちは。
理学療法士金刺です。

いきなりですが、こちらの左側の写真は
片麻痺がある方で、普段座っている格好です。


だんだんと左に寄って行ってしまう傾向があり座位バランスが不安定です。

しかし、少し動作を変えてもらい姿勢に意識をしていただけるだけで
右側の写真のように非常に座位の姿勢が変わってきます。


・ちょっとしたことをしていただく
・日常に気をつけていただく


それだけでリスクが軽減していただくことができると思います( *`ω´)


サポートをしていくこと

ちょっとしたことが回避できた
やればできることを知ることができた

そんなことを経験できるリハビリを
今後も目標に頑張って行きたいと思います( *`ω´)

環境設定の大切さとだからこそのむずかしさ。。。

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 こんにちは岡山エリア訪問担当向井です。

 日々の生活の中でベッドや手すりをはじめとした福祉用具を活用して生活されている方って多くいらっしゃいますよね?
今回関わらせていただいた方も安全に目的の場所までたどり着く為にと据え置き手すりやタッチアップバーといった移動に関する福祉用具を複数借りられています。
でもただあるだけでは宝の持ち腐れ。それを100%活用する為に私たちOTが一役買わせて頂く事も大切なリハビリと言えます。
今回のケースではベッドからトイレ・食卓及び写真手前に見える日中休むためのソファーの3か所を安全第一に繋ぐといったものでした。加えて写真奥に見える仏壇まで行けるという追加のご希望もいただきました。
当初の配置では一カ所に固まってしまっていてせっかくの手すりも十分使えません。。。それだけでなく、足元にモノも散乱しており、転倒がいつ起こるか危険な状態でした。。。
ご利用者様のお話も伺いながら配置転換を検討して、安全第一でご利用者様が現状で使いやすい形を目標に調整と片付けを繰り返して、手すり間の幅も試しながらで最終的に写真2枚目の環境となりました。。。
試用をした所本人様にはご満足いただけ未然に転倒を防ぐことにも繋がりそうですが、使ってみて分かる事もたくさんありますよね。一つ一つの関わりを大切に経験の一つとさせて頂きながら、より良い環境とは何か?を勉強していきたいと思います。。