最期まで

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いつもご覧頂きありがとうございますˆˆ
作業療法士の園山です。

さて、誰しも住み慣れた家で元気に暮らすことを望んでいますが、
年齢を重ねることで受診や入院など病院にお世話になることが多くなります。

今回は先日にあったそんな出来事について書きたいと思います。


とあるご利用者様が手術のため入院され、その経過の中で二次的に病気にかかられ
在宅でのリハビリよりも看護対応が優先度が高いとのことでサービスが終了となっていました。

退院されたことを耳にしてから数週間が経過したそんな時、
ご家族様からお手紙を頂きました。

その中には他界されたこと、存命中のサービスに満足頂き感謝の言葉がありました。

お忙しい最中に、また、訪問リハビリが終了になっていたにも関らず、
このような配慮をして頂けたこと非常に嬉しく感じました。
改めて弔問に伺うことができ、ご利用者様の退院について次のように聞きました。

「入院中
「帰りたい。」
と繰り返し口にされご家族様も根負けの状態で
在宅生活に準備をしっかり整えての退院だった。
夜間の吸引も頻繁に行い、3時間睡眠ができればいいという日が続いた。
そして
「桜の花がみたい。」
という希望に答えるために、趣味の水彩画で思い出の地を再現し介護の合間に一生懸命
桜の絵も描いた。

そして、その絵が完成した翌朝に息を引き取った。

自宅で最期を迎えられて幸せだったと思う。

と介護で大変な日々を満足そうに振り返っておられました。


「”ぴんぴんころり”と元気に迎えがくるように」
と多くの方々が病気にならないようにそして介護予防に熱心に取り組まれています。

そして介護する者も健康でなければ在宅生活を継続することができません。

その援助の一端として、ご利用者とその周囲の方々の記憶に残るような支援が
今後も行えるように精進しなければならないと感じました。

元気になり目標を達成してリハビリを終えることばかりでなく
幸せな最期が迎えられるという目標の達成についても、
もっと考えていかなければならないと今回の出来事で改めて考えさせられました。



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