訪問リハのやりがいとは?

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こんにちは\(^o^)/
創心会訪問看護リハビリステーション所属のOT4年目の三木です!
今回で2回目の投稿となります!

今回紹介する方は、昔ゴルフや農作業をされていた方で
脳卒中で左片麻痺となりそういった大切にしていた
作業が遂行できなくなった方です。

初回訪問時(もう3年位前になりますが・・・)
高次脳機能障害や下肢の麻痺は軽度でしたが、
上肢の麻痺は重度で物体を掴むことも全くできないレベルでした。

そのため当たり前のように出来ていたお風呂や着替えにも介助が必要で
楽しみや家庭内の役割であったゴルフや農作業もできず訪問の度に
「この手は早く治らないのか・・・?」と泣くことが多くありました。

その質問に僕は
「どこまで治るかどうか分かりませんが、
元のように何不自由なく動かすのは難しいかも知れません。。
ただ方法や環境を工夫することで、今より多くのことができるようになると思います」
としか応えられませんでした。。。

そんな日が続いたある日、家族の方と話し合っていると
「この人は字が上手だから何かできることはないか?」ということで
毛筆検定を受けることになりました。

もともと上手かった方なので即合格!
ここから今の自分でも出来ることはあるんだと前向きになられ、
友達へ積極的に会いに行ったり入浴や着替えの訓練にも
前向きに取り組まれるようになりました(^O^)

家庭内役割であった農作業もどんな手順があり、
どこが難しいのかを綿密に話し合い、それを家族の方に申し伝え
家族協力の元ですが実施できるようになりました。
また教習所にも行き免許研修へといったり、
書いた毛筆をデイサービスに展示されたり、
と様々なことにチャレンジ(参加)されています(^○^)
写真ではゴルフ再開に向け練習されている姿になります!!!

この方から左手を治すことだけに目を向けるのではなく今の機能で
何ができるのかも並行して考えていくことも重要なのだと学びました。


今の在宅には障がいを負ったその瞬間から自分を「障害者」と
思い元の自分に戻ろう戻ろうと苦悩している方がまだまだ沢山おられます。

そういった方や家族の方と話し合い
一緒にその方の未来について考え
新しいその方(アイデンティティ)を住み慣れた場所で創造していく

そんなお手伝いができるこの在宅分野のリハビリテーションを誇を持って
そして楽しくやりがいを持って仕事をしています!
今後もこちらの押しつけのリハビリテーションではなく利用者様と計画を建て
一緒に創りあげていくリハビリテーションを意識して忘れないように仕事を
していきたいと思います(゜レ゜)

長文にわたり記事を読んで下さりありがとうございました!

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 地元に根付いた経営展開をしています。帰省地などのことも気軽に相談ください。

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